
HSPにも、程度、取り巻く環境、個性、全て違いますが、よく勘違いされがちなのが「発達障害」との混同です。しかし、この疑いは、私の経験と実績から断じて違うとまず申し上げておきます。
発達障害を証明した話
発達障害に関しては、医者の診断書で終わりでは証明することができません。私が以前、障害年金の申立をした時に、3ヶ月の審査があり、こんな封書が返ってきた。
「あなたの◯◯の部分で後天的ではなく発達障害の疑いがあるので、申立書の追記をお願いします」
という一文だった。こんなケースは担当者も見たことがない、という反応で、ともかく書いてみることにした。とはいえ簡単に書くと言っても生まれたときから今までを全て書けというものだから、それなりのデータや準備が必要なのです。
- 産後の身長体重、その他の計測も問題なし
- 検診時も言語障害などの所見なし
- 学童期もイジメに遭うが、成長も普通にしていて、医者から一度も発達障害という言葉すら言われたことがない
- 中学もイジメに遭い、不登校。しかし、何とか持ち直して無事に普通科高校受験をクリアし、入学
- 高校も同じくイジメに遭ったりするものの、3年の1年間皆勤を基に卒業後の就職内定を決める
- 就職後は10年間同社で勤めて退職
このような内容を事細かに全て申立書に記入していく、上記の内容を読んでいっても、発達障害らしき行為や状況は発見されなかった。その作業実に2時間半。これは、書紀がいるから何とかなる訳であって、私が全て行うとなると、全てがフラッシュバックして書くどころではない状態まで追い込まれていただろう。
結果は障害年金受給確定
再提出から1ヶ月後、ようやく確定通知書が降りたのだった。これをもって、自分が発達障害ではないことが公に認められ、HSPとしても、発達障害は全てではないことがお分かりいただけただろうか。