HSPの精神疾患者は「障害年金の取得」に有利

精神疾患も「障害年金」が支給される

障害年金というと、身体障害を思い浮かべる方はとても多いと思います。しかし、精神疾患も「しっかりした」書類が完成すれば障害年金が支給される権利を持っているのです!しかし、そこにはとても大きなハードルが山ほどあります。その中に「申立書」というものがあり、

  • 自分の生い立ちから病気の発症
  • 病院の通院歴
  • その病気にはどういう原因が考えられ
  • どうしてそこに至ったのか。

それを事細かく書かなければなりません。この作業は、自分の過去の苦痛をほじくるような作業が必要であり、精神的負担がとても大良いのが実情です。しかし、支給されるには書かなければなりません、自分の真実を証明するために。

申立書に必要なのは、「自分の暗い過去」をどこまで時系列で覚えているか

「ある日突然、うつ病になりました」では話は通らないというのは誰でも分かることです。申請にまず必要なことは、

  1. 発症から現在までの出来事を時系列で説明できる。
  2. 病院に確実に通っている(抗うつ剤の投薬も継続中など)通院歴は必ず必要です。
  3. お医者さんの援護(診断書を的確に書いてくれるかどうか)

最低でもこの3点は必要だと思います。最初に戻りますが、なぜHSPが申請に有利なのでしょうか。それは、過去の嫌な記憶が忘れられないという特性を持っている人が多いので、1番の時系列説明がスラスラと出やすいところにあります。審査は厚生労働省ですが、お役所側も簡単には支給したくないので、

  • 主張に筋は通っているのか(支給に値する内容か)
  • 申立の内容に矛盾が生じていないか など

を重点的に「精査」するので、説得力のある矛盾のない申立書を書く上ではHSPがとても有利です。

障害年金取得に必要な最強の「相談員」がいるかどうか

これも非常に大きな要素の一つです。最初は、近くの年金事務所に「障害年金支給」相談の予約を入れて相談に行くわけですが、そこで言われるのは、

  1. 「申請キット」と言われる山のような書類一式が配布
  2. 山のような説明

これを個人申請であれば自分で事務所に行き、話を聞いてから書類を作成しなければなりません。まず断言しておきますが、よほどのツワモノで無い限り専門相談員ナシで申請するのはハードルがとても高いです。まずはお近くの専門相談員を探しましょう。

専門の相談員はお近くの社会福祉協議会へ

全国社会福祉協議会とは
「社会福祉協議会(社協)」は、社会福祉法に基づきすべての都道府県・市町村に設置され、地域住民や社会福祉関係者の参加により、地域の福祉推進の中核としての役割を担い、さまざまな活動を行っている非営利の民間組織です。

ということで、私の相談役は社会福祉協議会の職員さんです。機会がありましたら、「最強の相談員さん」のお話もさせていただきます。
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