HSPの子育てで覚悟しておくこと「自分との戦い」

何とも抽象的なタイトルですが、子どもと日々格闘するなんてことは誰でも起きます、毎日、毎日がバタバタです。しかし、HSPにおける子育てはそれだけではありません。今回は、子育てにおける自己制御について触れていきたいと思います。

子どもの行動を常にジャッジしてしまう

HSPの人って、責任感があってマジメな人が多く、周囲の目を気にしすぎることって多いんですよ。これが全て重なれば、教育ではなく、害悪にもなりかねない展開に陥ってしまいます。

ちょっとしたアクションが許せなくなる

最初は、机に足を上げる行為を見ただけで、故意にやっていないのにとんでもなく怒っていたことがあります。力いっぱい足を叩き上げたこともあります。それだけ、こどもの行為を看過できない状態に追い込まれてしまい、酷い時には怒られてふてくされただけで「何だその態度は!!」

という状態になっていきます。これが続くと、子どもが次にとる1アクションが怖くなり、次第に親の顔をうかがうようになります。こうなると子どもも余裕がなくなってきますので、根本的な対策が必要です。

自分の怒りがすぐに治まれば叱り、治まらず叩き続ければ「せっかん」である

これはHSPに限ったことでもありませんが、「行き過ぎると」という観点で見ると、こうなる確率がグッと高まってしまうのもHSPの特徴です。ゆったりとした感情で子どもを捉えられない、余裕が無くなってくると叱り▶せっかん(ただ叩くだけ)へ移行していきます。こうなってしまっては、子どもからの信頼は失墜し、憎むべき存在になってしまいます。

まずは、自分が「叱っている」ことを意識する

罪を憎んで人を憎まず、という言葉がありますが、それを実践していきましょう。どういうことかと言いますと、子どもが机に足を上げたとしたら、足を上げた行為を憎んで「やめなさい」と足を叩いて叱ります。すると、子どもは泣きながらも下ろします。どうですか、足を下ろしましたよね、そこにもう、足を上げる我が子は居ないわけです。ですから、もう自分は怒り狂う必要はないわけです。

この行為を頭で組み立て中が自己理解し、叱る過程を分解します。それで、怒り狂う、子どもを憎んでしまう自分を「罪にむける」練習をひたすら繰り返します。

自分が怒りの思考に支配されないためにも、叱りの制御が人一倍必要なHSP、十分に注意して取り組んでみてください。

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