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食事会、パーティーは踏み出す勇気が必要
騒ぐこと、明るく過ごす所ではエネルギーの消費が激しいHSP。すぐに疲れてしまいます。今回は、断る間もなく
「今近くなの?来ちゃいなよ」
から始まったイベントでのひとコマです。
ほとんど初対面
どういう場かというと、男の料理会という、不期的開催の私がお世話になっている相談員さん主催の会。1時間以上かけて料理を準備し、ほとんど完成している中で参加することになった。
職員さん以外は初対面とは聞いていたものの、突然現れた私に視線が突き刺さる。
構築済みの雰囲気に飲まれ気味になりながらも、昼食を口に運ぶ。元、料理人の人が作った煮物、おにぎり、お味噌汁、どれも美味しかった。
食後のコーヒーが遅れ気味
食後のコーヒーセットを忘れたらしく、取りに帰る人がいたりと慌ただしくなり、さてどうするか、となったとき、相談員さんお手製の抹茶ケーキが振る舞われた。ここまで私の活躍はなく、ただ指示に従うだけ。そこで、職員さんがコーヒー、紅茶、烏龍茶の希望を聞き始めた。
私の最終兵器「紅茶」
そこで、自分のカバンに入っていた茶葉を取り出し、3名希望の人に紅茶を振る舞った。「キームン茶」というもので、世界三大紅茶産地と言われている。この紅茶は、私の行きつけの紅茶専門店から取り寄せたものだ。
茶葉を入れ、お湯を注ぎ、5分待つ。この時間がとても長く感じた。
こんな紅茶飲んだことない!
最初に紅茶を選んだ人が発した言葉だった。それもそのはず、紅茶の淹れかたは並くらいは知っていた。紅茶のポテンシャルを引き出すことさえできれば、香りが段違いに変わってくる。
それから、コーヒー派も、烏龍茶派の人も、紅茶を飲みたいと手を上げ、さながらテイスティングタイムと化していた。最後は9杯淹れることになり、終わる予定時刻から1時間半延びてお開きとなった。
普段普通に飲んでいた紅茶が喜ばれるとは
普段は、妻と二人で飲んでいたので初対面の人に振る舞うことはなかった。それなりに通用するのかも…と手応えを感じたのだった。
紅茶という特技が人の和を生む
口が乾くほどガクガクした昼食会だったが、特技ひとつで切り抜けたこの出来事は、自分の自信にも繋がる大きな分岐点となった。それは、現在取り組もうとしている「ボランティア活動」を計画している。
こうして、新たな分野へ行ってみようと思ったのも、喜んだり、驚いて飲んでくれた笑顔や感謝の言葉が、緊張を打ち砕いてくれたのだった。