
「ConoHaサーバー」を選ぶ理由
- 従量課金ながらも、上限金額が決まっている。
これはどういうことかというと、Factorioを動かす最低必須条件はメモリー1GB、2コアの月額880円のプランです。これで、小規模工場なら5人入っても全くカクつかずに動きました。どこまで増えるかは検証してみます。 - 従量課金の1時間1.5円が使いやすい。
上記のスペックでは1時間1.5円で使えます。しかし注意してほしいのは、サーバーを追加した時点から課金されていき、サーバーをシャットダウンしたままにしても、課金は継続されるということです。つまり、サーバーを追加したら課金が始まり、消せば止まるということなので、ご注意ください - 上記の仕様になっているので、お試しで作るときも安く作れる。
私のようなサーバー初心者が困るのが「使っていないのに維持費がかかる」というものです。最初はこの構築を会得するのに15日かかりましたが、その間、何度もサーバーを立てて検証し、消しての繰り返しで数百円の維持費で済みました。月額の維持費でサーバーを構築するのはかなり大きな壁です。 - 最悪、困ったらプリインストールで遊べる
バージョンは2020年9月17日現在、ver1.0.0にプリインストール版が上がりました!なので、プリインストールをしてしまえば(これはConoHaサーバーのHPに方法があります)バニラですぐに遊べる状態が構築できますのでお試しあれ。
注意!:私の構築方法は、セキュリティを無視したかなり危険な方法です
とりあえず、マルチプレイ環境を構築する素人方式の我流構築法です。当然、サーバーのセキュリティや対処方法を知りません。もし、同じ方法で構築する方法で生じた損害は一切責任を負いません!自己責任でお願いいたします!
1.ConoHa VPSサーバ構築法
※まず、コノハサーバーでサインインし、お金をチャージした前提で話を進めます。
- コノハサーバーにログインする
- コノハサーバーのコントロールパネルから、サーバーの追加をクリックする
- プランはVPS メモリー1GB(880円/月)、VPS割引きっぷは「利用しない」を選択
- OSはubuntu、バージョンは18.40を選択する(バージョン20は、相性が悪かったので使っていない)
- ネームタグはテスト(何でも良い)、パスワードは自分で控えられるグーグルに任せたパスワードにしない。
⇨これは、何度もrootでパスワードを要求されるため、入力が大変になるのを防ぐためです。
⇨しかし、パスワードは強固なものにしましょう。これを突破されればおしまいです。 - 追加を押し、サーバーを作成する
2.File Zilla構築法
なんじゃこりゃ?と思うかもしれませんが有名なFFFTPと同じようなサーバーへのファイル転送ソフトです。これがないと、1.0.0のヘッドレスサーバは構築できませんし、セーブデータも、MODも入りません。ですから、先にFile Zillaをつかって、転送してしまいましょう。
- 「https://factorio.com」にアクセスし、ペンギンのヘッドレス1.0.0をダウンロードする。(頭のないペンギンをクリックする大体44MB)
⇨最低限ですが、ファクトリオを所有し、Steam経由で買った人であれば、簡単にアクセスできます。 - factorio.comで設定した「ユーザーID」「パスワード」を控えておく(後の公開サーバー設定で使います)
⇨ユーザーIDはメールアドレスではなく、IDの方です。 - 「factorio_headless_x64_1.0.0.tar.xz」ファイルをデスクトップ辺りにコピーしておく
- Fail Zillaをインストールする。
⇨インストール元は、コノハサーバの「活用法」の中から選べるので、そこからダウンロードするか直接飛ぶ。 - File Zillaを開き、一番左のサイトマネージャーを開く
- 下のような画像が表示されるので、「新しいサイト」をクリックし、「factorio」と入力(何でもいい)。
- プロトコルはSFTP、
- ホストはコノハの追加したサーバーのIPアドレス(例123.456.789.123)
- ポートは「22」
- ユーザーはroot
- パスワードはコノハサーバ追加時のパスワード
上記5つを確認、入力し、「接続をクリックする」すると、「サーバー鍵が・・・と出ますがOK」をクリック。うまくいくと、
- 上画像のようにリモートがroot表示され、サーバーの中が見えるようになります
- リモートサイトの真下にある「?」をクリックし、「opt」フォルダをダブルクリックする。
- 「空のディレクトリリスト」の中に「factorio_headless_x64_1.0.0.tar.xz」をドラッグ・アンド・ドロップすると、optへのファイル転送が始まり、ファイルが転送完了まで待つ。
3.サーバコンソールパネル操作法
ここからは、実際にubuntsuを操作していきます。
- サーバのコンソールパネルから「コンソール」をクリックすると、小さな「黒い画面が表示される。ユーザーは「root」パスワードは、サーバ追加時のパスワードを入力する。
●も出ませんが入力できているので、しっかりゆっくりと間違えずに入力し、「エンター」 - ザラザラーと文字が出て「#」が出ていれば成功。同じ画面ならログイン失敗しています。
4.サーバーコマンド操作+セーブディレクトリ作成
- 「#」の次から「cd /opt/」を入力し、エンター。
-
# tar Jxvf factorio_headless_x64_1.0.0.tar.xz ※上の#とスペースは、入力しない、tarから入力。これをコピペしてください。コマンドはすべてこの方法で
- 上記を入力し、エンター。
- なにやら沢山の文字が動き出し、インストールされる。何も動かなければ失敗。コマンドのスペースなど、タイプミスを疑いましょう。
File Zillaに戻る
- /opt/factorio/の次に右クリック。「ディレクトリの作成」をクリックする。
※/opt/factorio/直下に2つのディレクトリを作成してください、間違えて他のディレクトリに入れないように! - 「saves」のディレクトリを作成する。
- 「mods」のディレクトリを作成する
5.コマンドに戻る
- 「cd /opt/factorio/bin/x64」を入力し、エンター
- 「# ./factorio --create test」(test)は何でもいい)を入力し、エンター
- 「# ./factorio --start-server test」を入力し、エンター
- 「IN game」となっていたらサーバーが動いている証拠です。
- ファクトリオのマルチプレイからサーバー接続「123.456.789.123:34197」(:34197は入力する)
※IPアドレスは、サーバーのIPアドレスです。上記のIPアドレスを友人に教えて入ってもらいましょう。 - エンターを押すと、バニラのゲームが開始される。
自分で作ったセーブ、MODファイルをサーバーに入れる
今のままではバニラしか遊べませんし、設定したセーブが反映されません。そこで、こちらの説明をします。
※予め、ファクトリオの「シングル」で、MODがあれば入れて、ニューゲームで環境を構築しセーブファイル(例)「test01」を作成する。
File Zillaを立ち上げ、サーバーに接続する。
②上記画像の右側にfactorioのファイル一覧が表示されるため、「 / (rootではない)⇨/opt/factorio/saves(前回作ったディレクトリ)」を選ぶ。
③左画面(ローカル画面)から、セーブファイル(例)「test01」をsavesフォルダーの中にドラッグ・アンド・ドロップする。
⇨転送が始まり、完了が出たら成功。
④MODを入れる場合(入れなければ飛ばしてOK)は、「 / (rootではない)⇨/opt/factorio/mods(前回作ったディレクトリ)」を選ぶ。
⑤windowsのディレクトリ「localディスクc:⇨ユーザー⇨***(ユーザー名)⇨AppData⇨Roming⇨Factorio⇨modsを選択すると、シングルで使用されたmods一覧が表示される。
windowsの操作
⑥デスクトップにmods factorioなどのフォルダーを作り、コピーする。(バックアップのため)
⑦デスクトップのmodsフォルダーから、Fille Zillaのmodsにコピーする。(完了が出ればOK)
VPSサーバコンソールの操作
⑧サーバー起動していれば「再起動」を押し、稼働を止める。
⑨VPSサーバーの「コンソール」を選び、root パスワードを入力。
重要な作業
※VPSサーバー内に「ユーザー」を作成する。
※コレをしないと、公開サーバーが起動しない。(変な画面に遷移する)
①「# useradd test」でエンター
⇨ユーザーが作成される(テストは何でもいい)
②「# passwd test」でエンター
③パスワードを2回求められるので入力
⇨ユーザーとログインパスワードが作成される
※この工程を通ってください、後はこのユーザーは使いません!
公開サーバー設定
④「# cd /opt/factorio/data」を入力し、エンター。
⇨ディレクトリが変わる
⑤
# cp ./server-settings.example.json ./server-settings.json
上記を入力し、エンター。server-settings.jsonファイルが作成される。
⑥
# vi ./server-settings.json
上記を入力し、エンター。編集画面へと移る。(viが編集画面を開くコマンド)
※何やらごちゃごちゃしたファイルが表示されますが驚かないように。変更する(入力する)ところを列挙します
- name
- description
- tags
- max_players
- username
- password
以上⑥箇所、外は触らない。あと、「"」「,」の記号を誤って消さないように注意、①個でも消せばアウト、消えたら書き直す。
①nameは中身を消して(紫のところ)サーバーネームを書く
②description(概要)は、中身を消して(紫のところ)"vannilla"など、どんなサーバーかを説明する。
③tagsは"JP host"など、名前の通り要点をまとめたタグを貼る
④max_playersは、"4"(例)「0」にすると、無制限入れる
⑤usernameは、Factrio.comでサインインしたIDを入力(メールアドレスではない)
⑥passwordは、⑤で設定したパスワードを書く
⑦画面の一番下まで「⇓」キーでもっていき、「ESC(キーを叩いて)」「:wq」を書いてエンター
※画面が、「#」に戻れば成功。
⑧
# cd factorio/bin/x64/
上記を入力し、エンター。(ディレクトリが変わる)
⑨
# ./factorio --start-server ../../saves/test01.zip --server-settings ../../data/server-settings.json
上記を入力し、エンター。何やら画面が動いて(MOD読み込みや起動画面)、最後に「GOOD BYE」が出なければOK。サーバーが公開されて、公開サーバー一覧から入れる。
※test01は、セーブの(例)名前は何でも良い。ただし、間を開けたい時は「_」アンダーバーを使うこと。
以上が、factorio 1.0.0のサーバ構築方法です。もし、分からない!できない!という事がありましたら、メールの質問も・・・回答できると思います。もし、マルチプレイをやってみたい方、挑戦してみてください。1回設定できたら簡単です。
このあたりができるようになると、大体の構築は完了し公開サーバーに乗るので、IPアドレスを公開しなくて済みます。
問題点
この構築方法は、factorio中の/コマンドが使えなくなります。
原因:/adminsが設定されていないため。
現在、対策を検討中です。
さいごに
長々となりましたが、以上がConoHa VPSサーバーの構築方法です。もし、集団でやってみたい、不特定の人やディスコードの人を呼びたいが、マシンスペック足りない場合は、VPSサーバーを構築しちゃいましょう!是非!挑戦してみてください。