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構想から開発まで3年、ようやく完成しました!
悪夢のような3年前
どうしても花短冊を世に広めたい!そう思い立ったのは3年前でした。その時は、どうしていいかさっぱりわからず、某知恵袋的なサイトで相談をしていました。
「予算これだけ?それは無理だよ~」
「いやいや、シロウトに仕様書作れないしょ。」
いろいろ罵声や意見も浴びせられましたが・・・
「私が作りますよ」
そう言ってくれた人が現れました、事情を説明し、技術的に、ゲーム的に何を導入するかを話し合い、契約書を作成。製作をスタートさせました。しかし・・・
1年間何やかんやで放って置かれる
最初に契約金を支払っていた私は気が気ではありませんでした。何度も制作状況はどうですか?とプッシュするも。
「今の仕事が終わらないので、待ってもらえませんか。」のオンパレード。それが1年間続いたのです。
結局、契約打ち切り
「契約金、返していただけませんか」
1年間待たされ、疲弊していた私は契約うち切りを言い渡した。お金を持って逃げられることも覚悟していたのですが、そのときは契約書が効力を発揮し、
「わかりました、分割で返済します」
と、数ヶ月がかりで全額返済してもらった。
それから3年後、どうしても諦めきれない!
とあるきっかけで、自由に使える資金が入ってきました。これはどこに投資してもいいお金だったのです。家族にも承諾を取り、使う金額の上限を決め、「花短冊」製作をスタートさせました。
ゲーム製作経験者を選択すべし!
最初に依頼を請け負ったのは、数々のアプリケーションを制作している自称ディレクターのような人でした。製作はもとより、売出し方法、維持費をかからなくする方法をすぐさまに提案してくれる、そんな頼もしい方でした。
ゲーム製作が始まると
オンラインゲームを実現させるために、サーバー内にゲーム環境を作ろうとしたためか、バグが噴出。サーバーでのゲーム製作経験が足りなかったのか、約束の期限である2ヶ月が経過しても何も音沙汰は無く。
ゲーム製作打ち切りその②
私がチャットで話しかけても、最後は無言状態になってしまっていたので、これはどうしようもなくなったのか。そう判断した私は、打ち切りを申し出た。相手も渋々応じ、契約は終了しました。
やっぱり無理なのか・・・そう思った矢先「救世主」現る
クラウドソーシングのダッシュボードに一通のメールが。そこには、仕様書がびっしり書かれた提案メールが。これは、私がネット上に公開しているルールブックを細かく目を通さないとできない提案でした。
私は「この人ならできる!」と確信し、契約しました。
わずか3日でプロトタイプ完成
契約が完了した矢先、休み明けに
「プロトタイプが完成しましたのでアップしておきました。」
というチャットが飛び込んできました。
え?まだ3日だよね?と混乱していた私でしたが、「花短冊」で必要な機能は全て網羅されており、遊べる状態になっていたのです!それもバグは無いに等しい状態。
「この人は、凄すぎる。」と、シロウトながらに思ったのでした。しかし、それだけではありません、まだまだ製作は続きます。
1週間でメイン画面の高解像度版の原案を完成
「高解像度版のメイン画面を構築しました。」
と、一通のメールが入ってきました。(一番上の画像です)初めて見た瞬間・・・これは凄い!全ての機能が網羅され、配色も良い。追加の機能も問題なく動き、本当に凄いものでした。実は、この高解像度版、案作成から実装まで1日しか経過していなかったのです、もしかしたら、もう実装作業に入っていたのかも知れませんが、それにしても早い仕事でした。札も押しやすくなって見やすくなった!と、家族も大喜び。
「文句なしです!これで行きましょう!」
今思えば、製作者さんの色彩感覚、UIの丁寧な作り、全てに共感が持て、自分の好みや構想とピッタリ一致した瞬間でした。
オンラインマッチングサーバを一気に完成
「現在のオンラインマッチングサーバの完成度は50%くらいですね」そう語った製作者さん。ここは待つとき、そう思った矢先、
「事情がありまして、一気に仕上げました!データ送るので遊んでみてください」
そういうチャット共に、オンライン対戦完成版が送られてきました。何とか3人集めてダウンロード、開始すると、よどみなく進むオンライン対戦、またもや凄い!と叫んでいました。
後は、小さなバグ取りや、広告の配置、小さな仕様変更にも快く対応していただき、「花短冊」は完成に至ったのです。
ゲームは自分で作れなくても制作できる
今回は、自分が発注者という立場で進め、完成版にこぎつけたのですが、最初は「もう無理だ」と思ったことが何十回、何百回とあり、裏切りや期待外れに苦しみながらも、最後は「完成させたい!」という執念が実を結びました!
何でそこまでして完成させたかったのか?
私の生い立ちにも関係してきますが、私が小学生くらいの頃、亡くなった祖父の膝に抱かれながら、一生懸命に花札ゲームを正月に楽しく遊んだ良い思い出が頭をよぎります。それから数十年が経過し、親族はバラバラになり、花札もできなくなりました。そこで、昔楽しんだ花札を、現代のスマホで蘇らせることはできないものか!?オンラインで対戦できないものか!?と、思うようになったのがきっかけです。
つまりは、祖父との思い出を風化させたくなかったんです。鬼が自分の手札に出たとき、
「ニヤついてるぞ!バレバレだぞ!」と笑いながら教えてくれた祖父。
役を完成させたとき、
「やったがな!」と、頭を撫でられたこと、全てが良い思い出です。
今後はどうするのか
まずは、親族にお披露目をし、みんなで遊ぶのが第一の目標です。そして、これを日本全国に広め、少しずつ、ぼちぼちファンを増やすのが第二の目標です。ゆっくりでいいんです、完成したのですから、後はゆっくりで。