
目次
前任者と連絡がつく
前任者と連絡が付く前、別のワーカーに相談をしていたのですが・・・
- お金の話になるとすぐに値段を釣り上げる
- 全くゲームの中身に関心を持っていない
- 挙げ句の果てには製作経過報告はできないと辞退される
本当に呆れました。製作期間は約2ヶ月を想定していて、無連絡を貫こういうのです。しかし、
- 現在進行系の仕事が終わればかかりたいという気持ちがあるのではないか(現在の作業進行プロジェクトが見える)
と思い、「もう断りたいな」と思った矢先、前任者との連絡が始まったのです。
前回の絡みがあるので仕様書をください
「最もだ」と思いました。というのが、技術者に過度な期待を押し付け、ゲームを良くしていくプロジェクトを丸投げした自分が勝手に「失敗した」と思ったのがきっかけで、関係は悪化しました。
とにかく技術者の負担を減らすため「どうするか?」ではなく「どうしたいか」を決める
技術者は、
- プロデュースは基本しません
- 後付注文は受けません
- 仕様書が全て
- 後出しが続くと仕事が終わらない!
- 仕様書が固まり、疑問点を洗い出し、完了すれば作業開始
この2回の中で、私は「仕様書がこう書いてあるから」と逃げているのでは?という疑念がずっとありました。しかし、違ったのです。仕様書は自分のイメージを投影した設計図です、これか書けないようでは、闇雲に「ゲーム作ってよ」と言っているのと同じだと気づきました。それと
- 仕様書は、依頼者を守るためにも存在する
口約束やメッセージ約束だと・・・
「それ、知りませんから」
「それ、聞いてないです」
「それ、言ってません」
言った!言ってない!になるのは明白です。そこで、仕様書をきっちり作成し(私は2時間の急造品ですが、イメージはありました)
「このようにお願いします」→でも、大丈夫かな?上手く直してくれないかな?→これは過度の期待です!依頼心が強いのです。
ではなく、
「この仕様書のように作成してもらえますか」→質問後に・・・「OK」
これが本来のあるべき姿なのかもしれません。OKということは、少なくとも仕様書通りの作業は全て引き受けました。ということになりますので、後で「ここ抜けてる」→「知らないよ」という事態が避けられやすいです。仕様書が証拠になりますので。
とはいっても、仕様書に対して予算は適正なのか?
これは依頼側としては不安に思うことです、しかし、これも予算を主体的に決めることで解消できます。
私は○○万円と言われた、どうしよう?高いんじゃないのか?騙されている?
ではなく
私は○○万円で仕上げて欲しいと打診する→反応がない→予算が見合わないか、無理な内容が含まれている。
反応あり→予算を上げて提案される→却下
と、自分の中で「○○万円以上は出さないぞ!」という強い信念は必要です。依頼者が作業者の風下に立ってはいけないと思いますし、相手の時間をお金で買うわけですから、対等、もしくはwinwinな関係でいたいものです。もし、作業者主導で物事が進みすぎる、圧力をかけられる場合、とっとと断りましょう。
完成品が売れるかは技術者の責任ではない
「製品が完成しました」→「受理しました」この時点で契約完了なのです。
「製品が売れると思いますか?」
→この疑問をぶつけるなら、プロデューサー経験者でも探してみてください。
私はこの花短冊を趣味で立ち上げ、依頼しています。個人の使える限度額はしれているので、大手のゲームには到底及びません。
ですが、
- 製作しても、勉強しても全く完成の領域にいかない
- 精神的に参ってしまう
- ボロボロになる
このような場合には、仕様書をとっとと固めて依頼しましょう。「これはできないだろうな?」という気は遣う必要はないです。ダメなら「この予算ではお請けできません」と断られますから。
自分で作るゲームはこの1作品しかない
これは、幼いころから遊び、世の中に広めたい!という一念から昨年完成しました。今度は次のステップに移行するため、バージョン2の開発依頼に踏み切りました。自分で複数作品を作りたい案があるなら、自分で作ったほうが遥かに安上がりですし、これからも、技術、知識が財産になっていきます。しかし、私は違います。この花短冊オンリーワンなのです!
最初は自主制作も考えましたが、バージョン2の仕様書が出来上がったとき
「これ以上やることはこのゲームにはない、やるならゼロベースから作り変えしかない」
と、思えるくらい、このゲームは十二分に遊べるゲームに仕上がってくれるでしょう。
で、何を改良するの?
それは、当然ながらまだヒミツです。完成していないのを語っても意味ないからです。一つ言うならば、
「もし仕様書通りに完成すれば十分だ」と、気になってる部分は押さえたと思っています。
で?売れるの?
うーん、売れないと思います。しかし、共同出資者の意向も考慮して決めましたので、完成したら遊び倒してやりたいと思っています。どんなゲームもいつかは飽きるかもしれません。それに、この程度で売れるとは思っていません。完全に自己満足ですね。
花短冊1.04がリリースされて約1年が経過しましたが、延べダウンロード数は100です。これって凄いのか聞いてみると、
「俺なんか10ダウンロードにも届かなかったぞ」という意見もちらほらあります。見向きもされない現実はそこにあるのです。
が、下を見ずに上を見ると、メジャー花札ゲームがひしめいています。
最後に
「このゲームルールは面白いから」
という意見もありました。6歳になる息子から70代の身内まで幅広い世代で遊べる花短冊、バージョン2が完成したあかつきには、手にとっていただきたいです。私も、売り込みの勉強をするところです。