2時間で書き上げた仕様書

「予算に限りがあるので、仕様書を書き上げていただき、そちらをもって検討します」

製作者さんからコメントをいただき、焦った。何しろこちらはズブの素人、仕様書って何を書けばいいのか?という疑問から始まった。

  • イメージキャラクター、CVは決まっている
  • どこに据えるかもイメージは固まっている
  • 他のテコ入れ箇所も何となく分かる

こんなボンヤリとした内容を相手に伝わるように作る仕様書・・・完成するのか?と疑問と不安がよぎる中、方法を編み出した。

過去のマニュアル作成経験を活かして「EXCEL」で書いてやる

そこからのアクションは簡単でした。イメージ画像を貼り付け、どこでどのCVを鳴らすか決めていく、地道な作業。しかし、リテイクは予算の関係上効かないので一発勝負、自分のイメージと技術を総動員しました。気がついたら2時間で書き上げてメールをドン!

「おおよその仕様は分かりました、これなら予算内でいけます、納期は3週間をいただきます」

その言葉を最後に契約した。

完成したのは5日後!?

「仕様通りの内容が一通り実装できましたので送ります」と、メールが来たのが発注から5日後のことだった。1年前のリリース時も、むちゃくちゃ早かったのだが、今回は改良だけなので更に早かった。

おおー!立ち絵搭載してる、CVも出る!札の動きも変わってる!と、驚くばかり、後は微妙なバグを修正して契約は完了した。

具体的な改良箇所

  1. キャラクター、キャラクターCVの搭載
    キャラクター表情9種類、CV30種類をどこに載せるかを考え、コツコツコピペ・・・ちょっと気に入らない箇所もあったが、まずまずのデキだった。
  2. CPUの強化
    これにはもう既にイメージはあった。花札は半分はめくりで決まる、だから、出す札の手順が明暗を分ける。なので、自分のイメージ通りに強化の仕様を書き上げた。
  3. 札の動作強化
    これは、ユーザーから分かりにくいという要望を受けて改良を加えることにした。手番札と、花札全体の札の動きを付けて、瞬間移動で見にくい状態からは脱出した。しかし、3Dのような現在に近い動きは2Dでは限界があるので、そこは予算と相談しながらできる限りの案を出していった。

これが、主なテコ入れ箇所になる。私としては、実際に売れなくてもCPUさえ強化されれば、長く遊べるゲームになるだろうと思っていた。

実際の出来栄え、感想は?

2時間の仕様書にしては上々のデキだと自画自賛している。実際に花札好きの人にも試してもらったが、反応は良いようだ。家族も「いいんじゃないかな?」という評価をもらい、早速オンラインを試してみた。

デキとしては、シュミレータゲームから華のあるゲームへ変貌を遂げた。しかし、予算と、私の想像力の欠如、計画性の無さから、「こんなもんか」という感じは否めなかった。大手と比べてはいけないと思いながらも、どうしても、素人丸出し感からは脱出できないのが私クオリティだった。

総評

よく、あのルールブックだけの仕様書?って状態からスマホに3人プレイが入り、プレイ画面が収まるように設計して頂いた製作者さんには頭が下がる。売れる?売れない?それはもはやどうでもいい境地だった。
自分で小さい頃にたくさん遊び、楽しかったこのゲームを残せれたということは、自分にとって大きな自信にもなるし、思い出も増えていく。

今後、大きなアップデートはもう無いだろう、なぜなら、「やりきった」感があるので、これ以上改良となると、3D化&数百万の予算は避けられないアップグレードになるからだ。それは祖父も望んでいないと思う。やっぱり、昔ながらのイメージを残しつつ変貌を遂げた今のゲームが一番だと私は思う。

 

 

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