精神疾患とHSPの違い

HSPと精神疾患の違いがわかりますか

「HSPって新たな病気?」
「精神疾患と大して変わらないんじゃないの?」

そんな疑問を持たれている人も多いと思います。今回は精神疾患とHSPの違いについてお話していきます。

  • 精神疾患:お医者さんより「病名」として付けることができる様々な病気
  • HSP:「気質」の一つであり、病気ではない

気質とは:人間や哺乳類などの動物の集団が先天的にもっている刺激などに反応する行動特性である。

Wikipediaより
つまり、気質は先天的に持っている特性なので、病気にはならないのです。では、なぜ病気ではないのにあらたな概念として提唱されてきているのでしょうか。

全人口の20%いると言われる、簡単な言葉で言えば、 前述 の とおり、「 抑圧 さ れ て いる」「 心配性」「 恥ずかし がり 屋/ シャイ」「 神経症」 といった 言葉 で 片づけ られ て き まし た。
イルセ・サン. 鈍感な世界に生きる 敏感な人たち 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.

こちらの書籍で書かれている通り、鈍感な世界に敏感な人が生きにくくなっているからです。そして、新たに提唱していかないと、上記のような言葉で片付けられ、気質(個性)にも関わらずマイナス点を付けられてしまう世の中の流れに飲み込まれているのがHSPなのです。

HSPって概念は本当に必要なの?

HSPが広まらない限り、生きにくい世の中になっているわけですから、自分にもマイナス点は付けたくないですし、世間にも気質だけでその人の評価をつけないで欲しいからです。そして、ただの個性の一つとして病気扱いされたくないという気持ちは強いです。

では、世界に20%いると言われているHSP気質が、なぜそこまで広がらないのでしょうか。それは、数が物を言う民主主義国家の中で、HSPは1/5、マイノリティな存在なわけです。ですから、大多数の人が、「あの人、近寄りがたい」「あいつは駄目だ」という評価になってしまうのです。

ですから、HSPという概念を強弱はあるものの20%もいるわけですから、どんどん表に出していって、多数はと同等に評価してほしいと切に願います。

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