
ボランティア活動2回目
その日は朝から用事を済ませ、家に帰ろうと思ったのですが、
「昼食持ち込みで行こう」
と、昼から施設に行きました。しかし、お昼の施設は戦場でしたので他の部屋を借りて昼食を食べ
「今度もうまくいくだろうか」
などと考えながら昼食を食べていました。
突然の不安神経発作
幸い症状は軽く、薬を飲んで少し休憩。今までの私なら確実に帰っていました、しかし、
「帰ったら苦手意識がつくかもしれない」
そう直感したわたしは、利用者さんの元へと向かいました。
あっちに呼ばれ、こっちに呼ばれ
この人誰だろう?と興味をもっていただいた人が、読んでくださり話を始めます。
病気の話、テレビの話、世間話、悲観的、楽観的。本当に多彩な個性を持った利用者さんばかり。しかし、身近の人間とは決定的に違うところがあります。
個性はあっても拒絶はない
確かに話は変わらない人もいます、この辺は分からないから話についていけない人もいます。しかし、私を否定する人は一切居ませんでした。(たまたま運が良かったのか)
利用者さんは私が孫の年齢に近いのです、ニコニコ話してくださいます。「談笑」で3時間、みっちりお話をしました。
これがまた疲れないのです、不思議なもので、イライラもされないので私も移らないのです。あっと言う間に過ぎていきました。
また来てくださいよー
話し相手が欲しいのは利用者さんばかりではありません、私も欲しいのです。温かさを感じながら、談笑し、癒やされます。
他にも活動内容はありますが、今は話し相手。それだけで職員さんはずいぶん助かります、と言ってくださり、私も
「必要とし、される場所」
になりつつあり、グレー色だった毎日が少しずつ色が付き始めるのを感じました。