メジャー花札(こいこいなど)との明確な違い

こいこいは運ゲーでもあるが、花短冊は麻雀要素もあり

「新しいルールのゲームって書いてあるけど、どうせ似たりよったりでしょ?」

というようなイメージを持たれるとは思いますが、いいえ、別ゲーです!

・多くの役から選択し、役を増やしていくていくこいこい
・役が3つしか無い花短冊
これだけでも大きな違いだと思います。
さらに、その3つしかない役を3人で奪い合うのですから、多くの戦略が生まれてきますし、その回その回で自分の置かれている状況
(3人の実力差、手札、場札、順番、鬼の有無など)様々な要素が複雑に絡み合うゲームとなっています。

3つしか役が無い!?どこが麻雀と似ているの?

麻雀は、多くの役から相手に悟られないように役を積み上げ、時には安手で上がるなど、攻撃と防御が駆け引きとなりますが、花短冊も、攻撃と防御は絶対に必要な要素となっています。

例えば、5000点しかない自分のチップ、赤短冊で2000点取られたらどうしますか。戦況は一気にキツくなります。その上、獲得した人は、両方のプレイヤーから2000点ずつ貰うので、合計4000点が一気に転がり込んでくるわけです。大きな点差が開いてしまう最高役なのです。

ですから赤短冊を揃えるのに必死になります。麻雀は、萬子、筒子、索子の中から選択することができますが、花短冊は各1枚きりです。せいぜい、3つの役からどれを揃えようか。という位の選択肢しか無いので、

・赤短冊を目指すか
・青短冊、字短冊を目指すか
・短冊を揃えられないように防御に徹するか

この3つから攻め方を選択していくのが基本になります。麻雀でも、相手に上がられないように、防御もしますし、攻めますよね?そこが戦略的にゲーム性が似ているところです。しかし、防御だけでは勝てません

1100点取れなければチップを失う

花短冊には損益分岐点(プラスマイナスゼロ地点)1100点です。つまり、短冊ばかりに気を取られて短冊をおさえても、所詮点数的には50点と100点です。五光札の300点とは大きな開き方があります。(最大6倍の点数差)そこで思案をする必要があります。

例えば、目の前に50点の赤短冊と300点の五光札の2枚が場にあり、それをどちらも取れるとしましょう、あなたならどちらを取りますか。と言っても、簡単に300点札は取れません

もし、赤短冊を2人以上がおさえていて終わっている(切れているともいう)場合、これは、迷わず300点札を取ればいいわけです。しかし、赤短冊が誰か1人だけ抑えているのであれば・・・状況にもよりますが、300点札を諦めて50点札の赤短冊をおさえる戦略が必要になってくるわけです。得点からすると苦渋の決断になってしまいますが、2000点オールよりは被害は少なくてすみます。

ですが!得点をおろそかにすると1回のゲームで700点負けなどの大敗をしてしまうと、おおよそ青短冊1回分の得点を失ってしまうことにもなりかねません。ですから、

・程よく得点を稼ぎ
・自分が短冊を揃えられない時はきっちり防御もする

このような戦略が必要になってくるので、1枚の選択、1枚の誤判断が命取りになるのです。

重要なのは、揃える勇気と決断力、そして運

「赤短冊なんて揃えられない、1枚しか無いんだもの」という人が、運要素(めくり、鬼出現など)で赤短冊を揃えることがごくたまにありますし、

「何で赤短冊3枚もあったのに、揃えられないの?」というケースも多々あります。それは、赤短冊は鬼の付き物と呼ばれる札があるのです。
 ◀これですね

この札は赤短冊の札の1つなのですが、鬼と同じ季節札の上、鬼では噛めない(取れない)札になっています。これがまた非常に厄介な代物になっています。

つまり、いくら他の3枚を持っていても、鬼札を持っている人に邪魔をされて失ってしまう。ことになるからです。もちろん、鬼札が無くても取れる方法はありますが・・・

赤短冊は、鬼札を制するものが赤短冊を制すると言われるくらい重要な札になり、逆に言えば、鬼の付き物札を制圧さえしてしまえば、他の札は、自力か運で乗り切れてしまうのです。

赤短冊はそれでも揃えにくい

いかに戦略をめぐらしても、いかに現物札を持っていようとも、1回目のターンで親に1枚目を取られてしまってはおしまいです。(夢も希望もないとも言う)閉店です。

それは完全に運要素に入ってきますが、花短冊には、赤短冊を揃える戦略的道筋が立てれて、かつ、強運がないと揃えられない夢の役になっています。

なぜなら、私の実戦経験で、5時間遊んで1回も揃えられないという時が数え切れないくらいあったからです。不思議ですよね?これが、揃った時の喜びは、叫ぶほどです!是非、遊んでみてくださいね。

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