
結局は「花札」でしょ?
そう思われる方も多いと思います。
「花札なんて運ゲーだよ」と、思われている方も多いです。しかし、「花短冊」は、瞬時に現在起きていることを整理し、考え、次のカードを切る「脳の瞬発力」が試されるゲームなんです。そこが他の花札ゲームとは違うところです、確かに場に出した後、めくるのは運ですが、めくりだけでは勝てません。カードを切っていく(出していく)順番が役を揃える、揃われる駆け引きにも繋がっているんです。
結局おもしろいと言える「キモ」はどこなの?
得点を取るか、短冊揃えかの絶妙なバランスです!これに尽きると思います。
例えば、目の前に赤短冊札と、300点の札の2枚があるとします、一つは、たかだか50点、もう一つは300点です!たった1枚でこれだけ違うのです。
50点の赤短冊札の取り扱い
赤短冊札は、4枚あります。普通に考えたら簡単にはできません。しかし、手札に3枚あって残り1枚はカスを持っているプレイヤーがいたとしたら・・・その50点札を、
・「まあいいや、次のターンで取ればいい」と考え、放っておいたらどうでしょうか。まだ切れていない(終わっていない)赤短冊札をカスで取られ、残りの札も順当に取られれば、300点プラスが一気に2000点マイナスになってしまうのです!この一瞬の気の緩みが、大きなミスに繋がることも少なくありません。
・「いや、ここは取って確実に赤短冊を止めておこう」と選択したとします。これが正解!・・・とならないのが花短冊です。赤も止めないと、青も止めないと、字も止めないと・・・と、札ばかり気を取られていると、300点札はどんどん他プレイヤーに取られてしまう。ということにもなりかねません。気がついたら200点しか取っておらず900点負けた・・・なんてことはザラにあります。
これがバランスです!
得点稼ぐか、札を取っていくか、もしくは守っていくかを、1ターンで簡単に戦況が目まぐるしく変わっていく花短冊では、オンラインでは10秒以内に瞬間で考えないといけません。他にも、
「ここは50点札取っておいて次ターンの時に持ち札の300点札を取って現状キープ」という選択肢もあるでしょう。そこは何回、何十回とやっていくと溜まっていく経験値で分かっていくものです。もし、これが瞬時にコントロールできて、場を支配できるようになった時、あなたが花短冊にハマった時なのではないでしょうか。